2008年04月21日

【ザ・ファシリテーター】 著:森時彦



●東海オリコミ社員読書感想文




この本は、ある化学製品の製造会社のマーケティング責任者が、畑違いの商品開発センターの
責任者に抜擢されるところから始まります。年配のセンター室長たちを相手に社長の要求する成果、改革を遂行するために同僚の塩崎をファシリテーターとしてチームをまとめていく小説仕立てとなっています。
ファシリテーターとは、中立的な立場でチームプロセスを管理してチームワークを引き出して成果が、最大になるように支援する人をいいます。
ファシリテーションとは、チーム内の人と人との相互作用を活発にして創造的な意見を引き出す
もの チームが、課題を共有して効果的に考えを交流させ、創造的な答えを導きだす手法です。すなわちプロジェクト会議や社内会議などの進行を円滑に進めることです。その役割を担うのが、ファシリテーターというわけです。
実際にこの本は、小説仕立てになっていて読みやすいのですが、注意深く読んでいかないとただ読んでしまっただけとなってしまうでしょう。読み手にチームをまとめていくのにはどうすれば良いのかと現状に満足せず打破して会社の業績をあげ改革をしていくという強い心構えをもつて読まないと単なる小説となってしまうと思います。

チームワークを活性化する方法としてジョハリの窓が挙げられていましたが、社内の人間関係、社外の対人関係において有効的な方法であると思います。大体の人が、自己評価では非常に良くやっているつもりでも他人からはそうは見えないという具合に、つもりの自分とはた目の自分との
間にズレやギャップが生じてチームから孤立してしまう場合があるからです。
人間は、誰でも漠然と自分とはこういう人間であるというイメージを持っていますだが、誰でも自惚れもあれば、引け目もあり ここぞと言うときに発案を出来なかったり能力を発揮出来なかったりすることは、会社内でも私生活でも多々有ると思います。
自分は、ファシリテーターになることを目指し、メンバーたちが自分を解放して、他人から率直なフィードバックを貰い自分自身も含めメンバーも会社も成長していき磐石なチームワークを築いていきたいと考えるようにこの本を読んであらためて思いました。この本のように、話がうまく進めばと思うこともありますが、願わなければ達成できないでしょう。